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コンクリート瓦とは?種類・メリットデメリット・寿命を解説

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コンクリート瓦とは?種類・メリットデメリット・寿命を解説

2025/05/11

コンクリート瓦は、その耐久性とデザイン性から、住宅の屋根材として長く親しまれてきました。
しかし、近年はメンテナンスの難しさや重量といった点も注目されています。
今回は、コンクリート瓦の種類や特徴、メリット・デメリット、セメント瓦との違い、そして適切なメンテナンス方法について解説します。
屋根材選びにお困りの方の参考になれば幸いです。

コンクリート瓦の種類と特徴

モニエル瓦とは何か

モニエル瓦は、コンクリート瓦の中でも特に有名な種類です。
セメント、砂利、水などを混ぜて成形し、着色セメントスラリー塗装とクリアー塗装を施して作られます。
スラリー層と呼ばれる着色セメントスラリー塗装は、防水層としての役割を果たします。
洋瓦とも呼ばれ、洋風建築によく似合います。

セメント瓦との違い

コンクリート瓦とセメント瓦はどちらもセメントを主成分とする屋根材ですが、いくつかの違いがあります。
コンクリート瓦はセメントに加え、砂利などの骨材を使用するため、セメント瓦より強度が高く、割れにくいという特徴があります。
また、コンクリート瓦にはスラリー層と呼ばれる防水層が設けられているのに対し、セメント瓦には通常ありません。
小口(瓦の切り口)も、コンクリート瓦はザラザラとした凹凸があるのに対し、セメント瓦は滑らかです。

コンクリート瓦の選び方

コンクリート瓦を選ぶ際には、デザイン、色、耐久性、価格などを考慮する必要があります。
デザインは洋風、和風など様々な種類があり、色も豊富です。
耐久性は、スラリー層の厚さや塗装の質によって異なります。
価格も、種類やメーカーによって異なります。
事前に製品を比較検討し、自分の家のデザインや予算に合った瓦を選ぶことが重要です。

その他のコンクリート瓦の種類

モニエル瓦以外にも、スカンジア瓦やパラマウント瓦など、様々な種類のコンクリート瓦が存在します。
これらは、製造方法やデザイン、色などに違いがあります。

コンクリート瓦のメリットデメリットと寿命

コンクリート瓦のメリット

コンクリート瓦は、耐久性、耐風性、防音性、断熱性、耐火性に優れています。
スレート屋根や金属屋根よりも高い性能を誇り、住宅を快適に保つのに役立ちます。
また、デザイン性にも優れ、洋風から和風まで幅広い建築様式に合わせることが可能です。

コンクリート瓦のデメリット

コンクリート瓦は重量が重いため、耐震性に劣る可能性があります。
また、スラリー層は経年劣化によって剥離し、雨漏りの原因となる可能性があります。
そのため、定期的なメンテナンス(塗装)が必要です。
メンテナンスには、スラリー層の除去や専用塗料の使用が必要なため、費用や手間がかかります。

コンクリート瓦の寿命と交換時期

コンクリート瓦の寿命は、メンテナンス状況にもよりますが、一般的に30年以上と言われています。
しかし、スラリー層の劣化やひび割れなどが発生した場合、交換時期を検討する必要があります。
屋根の点検を定期的に行い、必要に応じて早めのメンテナンスや交換を行うことが重要です。

コンクリート瓦のメンテナンス方法

コンクリート瓦のメンテナンスは、主に塗装です。
塗装の頻度は、10~15年に1回が目安です。
塗装を行う際には、スラリー層を適切に処理し、コンクリート瓦専用の塗料を使用することが重要です。
下地処理を適切に行わないと、塗膜の剥がれや雨漏りの原因となる可能性があります。

コンクリート瓦の費用相場

コンクリート瓦の塗装費用は、屋根の面積や使用する塗料の種類によって異なります。
葺き替えの場合は、さらに高額になります。
費用については、事前に業者に見積もりを依頼し、検討することが大切です。

まとめ

今回は、コンクリート瓦の種類、特徴、メリット・デメリット、セメント瓦との違い、メンテナンス方法、費用について解説しました。
コンクリート瓦は耐久性が高い反面、重量が重く、メンテナンスに費用と手間がかかるという特徴があります。
屋根材を選ぶ際には、これらの点を踏まえ、ご自身の住宅状況や予算に合った最適な選択をしてください。
定期的な点検と適切なメンテナンスを行うことで、コンクリート瓦の寿命を延ばすことが可能です。
コンクリート瓦の特性を理解した上で、賢く屋根選びを進めていきましょう。

高知市で外壁塗装をお考えの方は、ぜひ当社にお気軽にご相談ください。